落慶式挨拶状(建設委員長 秋本昌治)
皆様こんにちは。今日は、晴雲山晴天になりました。
本日は、真言宗豊山派 和光院本堂落慶法要に宝珠山玉蔵院 木村晴雄大僧正を導師に多数の来賓各位を迎え盛大に挙行されることは、深く慶びとするとこで有ります。
本日は、和光院はもちろん檀家の皆様、地域社会にとっても歴史的な日です。
和光院の創建の時期は分かりませんが、江戸時代初期の頃かと思われます。
初代住職の墓碑に、1645年(三代将軍家光の時代)と刻まれております。
その後は、八代将軍吉宗の時代(1700年代)には当地に見沼用水が引かれ、新田開発が進み人口も増加いたしました。
本院の前本堂はあの幕末の、1865年、慶応元年に建立され、以来150数年を経過いたしました。
大正12年の関東大震災には耐えたと言われておりますが建立から建て増しや、屋根の葺き替え等、補強を行ってきましたが、江戸時代末期から明治、大正、昭和、平成と長い年月が経過し、耐震性にも問題があり危険性が心配されました。
明治7年(1874年)に明治政府の学制発布と同時に、今の小学校の前身である辻学校の置かれた歴史と、慣れ親しんだ本堂ですので一抹の哀愁もありましたが平成26年1月に、御住職から御相談があり、檀家総代会で何度も審議した結果、建て替えを決定いたしました。
ただちに建設委員会を発足させ各地の寺院を訪問、視察し案を練り上げ、歴史と実績のある金剛組にお願いすることになり了解いたしました。その間、皆さまには、多額のご寄付を頂きありがとうございました。
特に、建設副委員長 渡辺啓一様には山門前に渡辺家の御先祖供養と落慶を記して修業大師像を御寄進頂き、私達に弘法大師の仏心、慈悲の心をよび戻し感謝申し上げます。
決定から約5年の年月が経ちました。
本日、令和元年の意義深い年に荘厳華麗な本堂が完成し、名実共にこれからも和光院は名刹として、未来に残ります。
御先祖代々に御供養が出来たと思います。
本堂落慶法要にご参列頂きました皆さま、檀家各位、建設委員会、地域の皆さまには、仏さまのお言葉をお借りして心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
令和元年6月16日(2019年)
真言宗豊山派 辻和光院本堂 建設委員会
委員長 秋本昌治