6月6日(水)那須千振地区を訪れることが出来ました。この地区は、NHKドラマ「開拓者たち」で演じられた過酷な歴史の運命に耐えた皆さんがモデルになった地区であります。
昭和18年4月に当時の日本政府は国策として、旧満州(中国北東部)への移民を奨励いたしました。東北等から、多くの移民者は、新しい天地に夢を託しました。土地問題等で現地人との軋轢はありましたが、一時は農作業に励み豊かな恵みもありました。しかし、昭和20年8月9日、ソ連軍の満州侵攻により、全てが失われ、艱難辛苦の中で多くの人命を失い、祖国日本へたどり着きました。その後の運命は那須の山奥の荒地で開拓団として入植し、地区の強い絆のもとで酪農を中心とした農作業に努力された事はドラマの通りです。千振地区の皆様には私達に多くのものを与えてくれたようです。 最近多くの若い人がこの地を訪れ、感想文をノートに綴っていることに感銘いたしました。
2012年6月9日 秋本昌治
旧満州の開拓民
行幸啓記念碑
たうもろこしの畑続ける那須山麓
かの日を耐へし開拓者訪ふ
平成17年9月2日 天皇皇后両陛下他訪問時